アイテム詳細
ジョン・レノン,ヨーコ・オノ,エレファンツ・メモリー/ EMIミュージック・ジャパン
グループ:Music /ランキング:240762
価格:¥ 2,169
発売日:2000-03-29 /只今品切れ中
マインド・ゲームス (リミックス&デジタル・リマスタリング)
ミルク・アンド・ハニー(紙ジャケット仕様)
心の壁,愛の橋
ロックン・ロール・サーカス
トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション
???政治的なアジテーションやプロパガンダは、ロックにとってほとんど吉と出たためしがない。ジョン・レノンのような天才の場合でもだ。いや、ジョンの場合は特にと言うべきか。ジョンのソロ・アルバムの中でもっとも完成度が高く、バランスが取れていると言われる『Imagine』の直後に登場した本作は、アルバム1枚ぶんの大演説会と言えそうな内容だ(「ボーナス」としてライブ・ディスクが1枚付いてくるが、ブービー賞もののつまらなさである)。
???ここには当時の慣習の犠牲者たちや運動のことがすべて出てくる。たとえば、フェミニストの苦難(「Woman Is the Nigger of the World(女は世界の奴隷か!)」)、アメリカの不正(「John Sinclair」、「Born in a Prison」、「Attica State)、アイルランド人問題(「Sunday Bloody Sunday(血まみれの日曜日)」、「Luck of the Irish」)などだ。その結果、退屈で聴き苦しいアルバムになってしまった。
???ジョン率いるプラスティック・オノ・バンドの優秀なサイドマンたち(ビリー・プレストン、ニッキー・ホプキンス、クラウス・フォアマン、エリック・クラプトン、ジム・ケルトナー)を大々的にフィーチャーし、伝説のプロデューサー、フィル・スペクターを総指揮にあたらせたにもかかわらず、大演説を支えるだけのジョンらしい大胆さや英知がセッション中1度も感じられないのだ。ジョンという人物のある側面を知るうえでは貴重な記録だが、アルバムというよりは風刺のトレーニングと言った方が良さそうな内容だ。(Jerry McCulley, Amazon.com)
おすすめ度:
ライブ盤だけでも買い
現行盤(リミックス&デジタル・リマスタリング)は、商魂たくましいヨーコにより、この盤のもつやけくそパワー(これがジョンレノンたる大きな魅力のひとつ)が、彼女にとっての「愛と平和のジョンとヨーコ」(いつかノーベル平和賞でももらうつもりなのかね)という商品イメージに合わないと見えてライブサイドをぶつ切りされ、勝手に自分名義入りのシングル曲を入れてしまい台無しにされてしまっているので、買わないこと。スタジオ盤は、まあこんなものだろう程度でおまけだと思えばいいので、ライブ盤の強靭なロウパワーを聴いて、ジョンレノンのぶっ壊れた面を堪能して下さい。希望としては、このライブ盤の2セットの完全盤を出してくれれば現在のジョンレノンの評価は大きく変わると思う。(ヨーコが生きている限り絶対無理だろうが)。星4つなのは、スタジオ盤がいまいちなのでマイナス1。
ザッパとのつながり
ジョン・レノンとフランク・ザッパの共演(飛び入りではないと思います)とは何とも奇異な組み合わせに見えますが、ザッパは、ジョンがキリスト発言(インタビューで「ビートルズはキリストより有名だ」と言った)をしたときに、「レノンは正しかった。発言を撤回するべきではなかった」と擁護した人です。また、ジョンは『ジョンの魂』発表後のインタビューで、「私はザッパより少し先が見える」と言っています。そんなこんなで「いっしょにやろうか」ということになったのではと想像します。
本物のパンクロックアルバム
ジョン・レノンほどパンクな人間はいないだろう。ただただ自分達の不平不満をぶつけてただけのオナニーパンクバンドとはわけが違う。一人(いや、二人か)敢然と世界の体制に立ち向かい、メッセージを発し、行動し、そして世界中の多くの人々に影響を与えたのである。米国では国外退去通告も受け、FBIに監視される。そんなミュージシャンは後にも先にもジョンのみである。これは、そんな彼のパンク精神が高濃度に凝縮されたアルバムである。
とはいえ、音楽的には非常にPOPで聞きやすい。ヨーコの歌もこのアルバムでは、本当に耳に優しい(笑)。世間的評価は非常に悪いが、決してそんなことはない。ただ、音質が著しく悪いのは難点だ。「心の壁、愛の橋」とともに、リマスターされることを望みたい。
ヨーコかザッパか
ディスク1はヨーコ・オノが積極的に参加したというよりヨーコ・アンド・レノンという感じのものでプロテスト色の強い作品が作曲されている。
それまではジョンのバックで奇声を発していた謎のアジア人というイメージのヨーコであったが、ここでは知的で落ち着いた声で歌いヨーコ・オノというアーチストという地位を獲得しているのではないだろうか。
だが、このアルバムの本命はやはりディスク2のフランク・ザッパとの共演ライヴだ。
ザッパは個性的で独自のロック・ミュージックを創り出しているギタリストであるが、ここではレノンのバックに徹しており最高のライヴ・ギタリストとしての腕前を披露している。伝説のライヴだ。
「コールド・ターキー」のレノンのボーカルもまさに鳥肌ものの絶叫で、この人はやはりロックン・ローラーだなと思わせる。
一番好きなナンバーは「ベビー・プリーズ・ドント・ゴー」でコメントの必要もありません。
当時のロックの熱気を伝えるアッツイ・アルバムだ。
ちょっとした雑学!
1972年に結婚3周年記念として発表されたアルバム(ジャケの裏に小さく書かれています。)30年以上たった今では女性解放の歌は時代と共に風化してしまったが、1970年代初期の社会を巧く表現しジョンのImagineの反動としての攻撃的な力強い曲は、このアルバムでしか聞けません。特筆すべきことは洋子の曲とボーカルがアルバムの統一感を高め、ジョンと洋子の共作アルバムの中で唯一、洋子の存在がいらいらしないアルバム、特にWe are all waterは名作。最大の聞き所はCD2の3から6の1971年6月Frank zappa and mothersのコンサートに飛び入りしたジョン、洋子とザッパの共演です。ジョンの鋭いギターにねっとりと絡み付くザッパのギターは鳥肌ものですが、洋子は相変わらず奇声攻撃です。このジョン、特に洋子を主役としたミックスに不満持ちまくりのザッパは、同じマスターテープを使用してジョン、洋子中心のミックスからバンドの演奏と雰囲気を重視したリミックス(1992年制作?!)を作り上げました。こちらではMothersの細やかな演奏がはっきりとオンミックスで聞き取れ演奏力の高さが実感できます。洋子のじゃまな奇声もこちらでは少しオフミックスされ、まるで楽器の一部のように聞こえて演奏を盛り上げているように聞えるから不思議です。私としては誰を主役にするわけでも無く公平なリミックスをしたザッパ バージョンの方が好きです。FRANK ZAPPA/THE MOTHERS/Playground Psychoticsに収録されています。
