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茂木 健一郎

PHP研究所

グループ:Book

ランキング:10184

価格:¥ 714

発売日:2008-08-19

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カスタマーレビュー

経験に基づいた勘の発揮について  (2008-12-14)
多くの良書において、たゆまぬ自己研鑽と経験に基づいた「勘」は重要であるとの
主張がなされている。大科学者の例が挙げられていることが多い。本書は、その勘が
どうして発揮されるのかを茂木さん流に解説されている、と捉えてみると面白い。
偉大な発見や創出には必ず土台がある。その土台は場所や時代を超越した先人たちの
知恵や技術である。多くの優れた画家の巨匠たちが、まず模写により力を養った傾向
と合致しているところも面白い。

浅い  (2008-10-21)
日本人は、「ピアプレッシャー」が強すぎるので、もっと個性を
尊重するべきであるという主張をする一方で、創造はみんなでするものだ
という主張もなされている。

どこかで整合性がとれるような説明があるかと期待しながら
読み進めたのだが、この点に関して論理的な説明が最後まで与えられて
おらず残念であった。

科学者らしく、具体的なアイデアを提唱し、それを定量的に検討する
ような内容を期待していたのだが、本書は単に著者の考えを羅列しているにすぎない。
また議論も論理的とは言えず、期待はずれであった。

トヨタ式は、ひらめきの分散コンピューター  (2008-10-17)
百人の一歩前進は品質上、極めて重要。ここには同意。トヨタ式を根づかせて、DNAとまで言わしめたのは、やはり大野式。
大野耐一翁ががんばらなければ、今のトヨタ式ほどには改善活動がシェイプアップされていないだろう。
ここに注目せずに論を進めているのは、何か意図があるのだろうか。
それもわかったうえで、ひらめきは万人のものであることには同意できる。
ひらめきを学術や産業の成果に結びつけられるかどうかは、極めて不確実。
それでも言えることは、みんながひらめきを大事にして、書き留めて、発表して活用しようとするムーブメントが盛んになれば、世界はいっそう知識化がすすんで、カイゼンの機会と成果を得られるようになるのではないか、ということでしょうか。
いろいろと考えさせてくれる、よみやすい本です。

ひらめきとは集合知である  (2008-09-29)
ノーベル賞を例にとった章では、天才と呼ばれた人物の偉大な発明が、突然の

「ひらめき」によってもたらされたものではなく、それまでの様々な過去の英知

の上に成り立っているのだと分析しており、創造することに関しての日本的

メソッドと西洋的メソッドの違いにも触れている点はおもしろかったです。

トヨタ式を例にとった章ではカイゼンなどを例に詳しく解説しているがトヨタ式

に関しては様々な書籍があるのでそれほど新鮮には感じれなかった。

また、日本人には実際のところ独創性があるのだが、海外からは日本人は独創性

がないと揶揄されていることに対しての、筆者の思いにはとても共感できるもの

がありました。

我々が本来持っている日本人としての独創性をもっと強みにするべきだと思わせ

てくれる内容だと思います。

日本的なものの価値の大切さを感じました。  (2008-09-24)
副題がトヨタとノーベル賞となっています。日本人は創造力が無い、と良く言われることですが、そうではなくて、トヨタのカイゼンにみられるように日本の創造スキームというのは誰もが行い特定の人物名の残らない民主的な方法で行われている、それに比べて一人の天才の発見や発明の象徴であるノーベル賞はまさに西洋的創造スキームの形である。日本は西洋とは違った創造の手法をもった独創性に富む民族であることを自覚しよう、といった趣旨と思いました。トヨタ自動車の工場を見学した筆者が、その運営に刺激されてできあがった本のようです。日本人には、どうしても西洋文明に対する劣等感のようなものが内在していて、日本的な手法を自信を持って主張できない面、気付いていない面があると思います。過去のキャッチアップ型の経済政策一辺倒で見失ってしまった日本的なものの価値を発見することの大切さを感じました。

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